世界の気候関連リスクを探るシリーズ第3弾

世界の大半の保険会社、政府、地域社会は、気候変動が新たなリスクであることを認識しています。一方で、多くの市民は、この数年以内に重大な影響があるとは考えていません。しかし気候変動は、特に他の要因と組み合わさった時に、世界の地域社会や企業に既に影響を及ぼしています。一部の国々では、自然災害の頻度と深刻さが共に増加しています。そんな中、世界気象機関（World Meteorological Organization）によると、2023年7月は観測史上最も暑い月として記録されています。

アジアの規制当局の多くは、気候変動がもたらすリスクを管理するよう保険業界に働き掛けています。実際、複数の規制当局が、保険会社に対して気候ストレステストの実施を要請しています。

本ウェビナーでは、ミリマンの気候レジリエンス・イニシアチブ「Around the World」第3弾として、アジアにおける気候リスクのストレステストに関する規制要件に関する最新情報をご提供します。また、損害保険会社によるストレステストの現行実務や、気候変動リスクの管理に役立てるために保険会社が検討できる代替ソリューションについても論じます。最後に、フィリピンなどアジアの新興市場における気候リスクの影響と、こうしたリスクへの対応から生じるビジネスチャンスについて考察します。